「NADC2018公開審査会 デザインについて」
art director 吉川賢一郎
1.キャッチコピー
2.シンボルマーク
3.フライヤーとトロフィー
1.シンボルマーク
新潟ADCのグランプリは、あみだくじで決めたい。いつか新潟のデザインの精度がもっと上がり、誰がグランプリを獲ってもおかしくないそんな日が来ますように、
その想いをあみだくじに込めてデザインしました。その反面、新潟のデザインの質が下がり、あみだくじでグランプリを決める日が来ないよう、自らを戒める意味も込めています。
2.キャッチコピー
「これからも新潟を、デザインで切り拓く」
2007年から始まった新潟アートディレクターズクラブの活動によって、新潟のデザイナーたちの仕事振りが年鑑という形で可視化されてきました。
依頼主との距離が近いからこそできる丁寧な仕事の数々。ものの本質を見極め、課題や問題を見つけ出すことで、これからも私たちは新潟を拠点に、
デザインの力で切り拓いていくことを、ここに誓います。
3.フライヤーとトロフィー
2018年のフライヤーは、トロフィーを獲得するまでのストーリーがあります。このフライヤーを手に取った瞬間、誰もが受賞者と同じ感覚が体験できるように、
トロフィーの入った箱の上蓋と全く同じ形と紙になるように作りました。
トロフィーは、新潟県三条市の永塚製作所で製造されている「FIELD GOOD」という金銀銅のスコップです。受賞者にはこのスコップで、
土を弄り、種を蒔き、水をやり、また新たな芽が出るよう育てるために、使ってもらいたいと考えました。
受賞はあくまでゴールではなくスタート。受賞者の更なる飛躍を期待しています。